川野ヒロミのクリエイターの箱 

 

イラストレーターやアーチストたちに、作品やお仕事のこと、人生のターニングポイントなどについてお聞きしていきます。クリエイターならではの視点や発想方法も紹介します。

第1回 イラストレーター 川野ヒロミ(私の紹介で恐縮です)
“みんなで笑おう”のコンセプトから生まれた丸い動物たち

自己紹介

イラストレーターとライターの2本立てで、1998年から活動しています。得意分野は、イラストはポストカードデザインと動物のキャラクターなど。原稿制作では、取材記事の作成や女性向けのコラム、メルマガの企画・編集・執筆などの仕事もしています。

 

“みんで笑おう”のコンセプトから

生まれた丸い動物たち

今年、オリジナルキャラクターのイヌ君、ブタ君、ゾウ君のトリオが2015年カレンダー『ファミリープラン』として全国デビューしました。(株式会社トーダンより発売)

 

イヌ君とブタ君が生まれたのは5年前。イラストレーター仲間と一緒に制作したポストカードブック『ポスカポルカ ver.3~ “みんで笑おう”~』に掲載する作品として制作しました。キャラクターの原案は相方(夫)ヨシヒロ君が、彩色などの仕上げを私が担当しています。当時は『ポスカポルカ ver.3』だけの作品にするつもりでした。

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ゾウ君誕生とそれぞれの役割

その翌年の秋、大手町駅に隣接するギャラリーでイヌ君たちのクリスマスをテーマに展示をすることになり、新キャラクターとしてゾウ君が生まれました。その頃から、イケメンキャラのイヌ君、3枚目キャラのブタ君、アイドルのゾウ君という役割が自然とできあがり、今に至っています。
 

丸い形に意味はないけど…
イヌ君、ブタ君、ゾウ君の丸い形に大きな意味はありません。でも、丸い形だから背景を問わないし、イラストの中で空を自由に飛ばすことができるのだと最近改めて気づきました。

 

将来の夢は?

ファミリーカレンダーでは、彼らの12ヵ月の暮らしを描きました。甚平を着せてみたり、ハロウィンの仮装をさせたりしているうちに、イヌ君、ブタ君、ゾウ君の12枚の物語ができあがりました。

 

この先も、イヌ君、ブタ君、ゾウ君をもっと成長させたいと思っています。幼稚園バスの車体にも描きたいです。きっと、子どもたちの毎日が楽しくなります!新しいキャラクターも増やす予定でいます。また、彼ら以外に、カエルの音楽隊も描いています。完成しているのは3匹だけですが、下描きだけはたくさんあります。いつかカエルのビッグバンドにして大きく成長させたいです。

 

絵やイラストの力を信じて

唐突な話ですが……。小さな子どもたちにとって、トイレに行くことは勇気のいることです。そんな子どもたちに勇気を与えてくれるのは、きまってトイレの壁に貼られた可愛い絵や大好きなキャラクターたちです。ウチの娘たちもそうでした。ウサギさんやクマさん、アンパンマンなどの絵が貼ってあるだけで、トイレは身近で安心できる場所に変わります。

 

大人になっても、不安を抱えているときや心細くなったとき、壁に貼られた絵に慰められることがあります。自分の気持ちを伝えるために一枚のポストカードを選ぶこともあります。人の気持ちにさりげなく寄り添って勇気や安心感をくれる、それが絵やイラストの力だと思うのです。

 

ポストカードやカレンダーなどを通して、見る人に勇気や安心を伝えられたら……。そんな願いを込めて、また新しい一枚を生み出したいと思っています。

<Sairuma!(さいるま)とは>
日々の生活を彩る+末永くお届けできるようにとの願いと覚悟を込めて「彩る+ル・マン/24時間耐久レース」から「Sairuma!」と命名しました。