川野ヒロミのクリエイターの箱 

 

一度見たら忘れられない!どことなく穏やかでユルくて、ちょっとシュールでカワイイ、お年寄りキャラクターのプルプルおじいちゃん&おばあちゃん。その生みの親・イラストレーターのわるいだ〜さんに、キャラクターの誕生秘話や想いについてお聞きしました。

第7回
プルプルシリーズの誕生秘話、そして野望とは?

イラストレーター わるいだ〜さん

まずは自己紹介をお願いします

はじめまして、イラストレーターの"わるいだ~"と申します。肩書きはイラストレーターですが、イラスト、似顔絵、絵本、キャラクターデザイン、アニメ制作などやっております(笑)。

また、オリジナルキャラクター「プルプルおじいちゃん」「プルプルおばあちゃん」「プルプルワンちゃん」("プルプルシリーズ"と総称)のアニメ化、フィギュアなどの商品化を目標にするなどキャラクターコンテンツとしての確立と「明るい高齢社会」を広めるためプロモーション、プロダクション、キャラクタービジネスの活動をしています。

器用貧乏ですが(笑)よろしくお願いいたします。

<プルプルおじいちゃん&おばあちゃんについて>

どのような経緯でいつ頃、生まれてきたのでしょうか?

私の地元が過疎化が進んでいて、お年寄りが多い街です。当然、プルプルしているお年寄りも多く見かけます。両親が共稼ぎでしたので両親が帰ってくるまでの間は祖父母が面倒をみていてくれたこともあり、お年寄りと触れ合う機会が多い環境に育ちました。


ギャク漫画でたまに、プルプルしているお年寄りが出ることがありますが、ほんの一コマ、一瞬だけという扱いがほとんどです。「サイボーグじいちゃんG」という漫画や「ロボジー」という映画がありましたが、私が知る限りそれだけです。「もっとフューチャーしたらいいのに」という思いもありました。


それらの積み重ねだと思いますが、約5年前のある日、プルプルしているだけのお年寄りを描きたくなり、描いてみたら、どストライクのツボに入り、「これはいける!」と根拠のない自画自賛の自信を持ち「プルプルおじいちゃん」「プルプルおばあちゃん」「プルプルワンちゃん」が誕生しました。

 

制作者として伝えたい魅力についてお願いします。

お年寄りの可愛らしさと萌的な要素です。カワイイと萌は美少女だけのものではないです。よく見るとお年寄りにだってその要素はあります。作品を通してそのことに気づいてもらえらたと思っています。

 

展示会などでの評判はいかがでしょうか?

私自身がツボに入ったからという理由で誕生したキャラクターですから、正直、ほぼ悪ノリです。どんな反応が来るのか試しに展示会に参加してみました。お年寄りをバカにしているなどの批判・バッシングは覚悟してました。
 

しかし、そんな批判・バッシングは全くなく「カワイイ~!」「おもしろい~!」と笑って楽しんでいる方々がほとんどでした。さらには小さなお子様が興味津々でジッとおじいちゃん、おばあちゃんを見たり触ったり喜んだりしていました。
 

正直、予想外の反応でした。根拠のない自画自賛の自信から「これ、本当にいけるかも!?」という可能性と、高齢社会は社会問題ではなく「明るい高齢社会」だということを広げたいという次への展望が生まれました。

 

ぷるぷるおじいちゃん&おばあちゃんの
「今」について教えてください。

自費出版の絵本から始まり、スマホアプリ、スマホ着せ替え、ブロマイド、LINEスタンプなどなど、ひとつずつ地道にコツコツと企業とのコラボ商品を実現しています。今後も色んな商品とクロスメディア実現へ進んでいます。

今後の野望をお願いします。

今後は展示会でいつも展示しているプルプルフィギュアの商品化とフィギュアの写真集発売、フィギュアを使った旅番組、アニメ化実現を目標にしています。

 

現在、テレビをはじめ様々なメディアでは高齢社会を暗い社会問題と捉えています。でも、その割には笑顔のお年寄りを多く見かけます。温泉施設、健康ランド、介護施設、飲み屋、道の駅、病院、公園、カフェ、浅草、巣鴨などなど…見かけるお年寄りは、ときにはふざけたり愚痴こぼしたりしていますが結局は笑顔です。

 

実は、高齢化社会は暗くはないのです。逆に明るいのです。もしかすると、これからの新しい社会の形なのかもしれません。

 

お年寄りコンテンツを増やし高齢社会に対する悪いイメージをプラスに変え、プルプルシリーズが社会現象になり、新しい高齢社会のイメージを確立できたら…。プルプルシリーズで、そのきっかけだけでもできたら…。最近そういう野望を持つようになり、「プルプルシリーズ」の目的にしています。

 

私が高齢者になる頃には既に「明るい高齢社会」になったら良いですよね~~(^▽^)

 

その一環として2015年3月に開催したお年寄りを描く作家4人で開催した企画展示「OTOSIYORI」を開催し実に好評でした。次は店員全員がお年寄りの「OTOSIYORIカフェ」をやってみたいです。

<全般的な活動について>

キャラクターはどのようなときに生まれてきますか?発想の秘訣などありましたら教えてください。

発想はある日、突然にふと湧いて出ます。寝る寸前、起床時、ご飯の時、仕事中、何の法則もなく突然なので自分でもよくわかっていません。ただ、その発想を実際に形にしてみてアリかボツか選別します。ボツがすごく多いです(笑)。

ですので、発想の秘訣と言われても具体的にお教えにくいです。すみません…。

ただ、振り返るとこれまでに見たもの、聞いたこと、触ったもの、感動したもの、経験したことが基になっているのかと思います。

 

今後力を入れていきたいキャラクターや活動について教えてください。

実はプルプルシリーズ以外のキャラクター(KUMADORI BABY、やさぐれ母さん、ひめさまパンダ、とのさまパンダ)も新たな形、商品化へ進めようとプロモーション、プロダクション、キャラクタービジネスの活動をしています。

今度はプルプルしない元気でめっちゃ強いおじいちゃんを主人公にした漫画作品を描くなど力を入れたいと考えています。ストーリーやキャラ設定をなど構想しています。やはり私はお年寄りが描きたいようです(笑)

 

最後にひとことお願いします

プルプルシリーズはキャラクタービシネスを通して「明るい高齢社会」を目指してます。他のキャラクターも進展あるよう努めます。もちろんイラストレーターとしてクリエイターとしてのお仕事も妥協しません。今後の”わるいだ~”をどうか、何卒よろしくお願い致します。

わるいだ〜さんの益々のご活躍を楽しみしています!

■わるいだ〜 プロフィール

茨城県ののどかなところに生まれる
 

趣味で描き続けていた絵(主にデザインやキャラクター)で仕事にしたいと思い立ち、それまで勤めていたシステムエンジニア系の会社を辞め、デザイン・イラスト・映像・アニメをほぼ独学で勉強する。
 

デザイン、ホームページ、アニメーション、イラストと幅広く仕事と実績持ち現在に至る。

座右の銘は「昨日より今日、今日より明日」「百聞は一見にしかず」「思い立ったら即行動」「Don't think.FEEL!(考えるな、感じるんだ!)」

 

最近描いているイラストはベースはマンガ調です。

「スタイリッシュ」と「デフォルメ」両極端なスタイルです。

■わるいだ〜さんのWebサイト

<Sairuma!(さいるま)とは>
日々の生活を彩る+末永くお届けできるようにとの願いと覚悟を込めて「彩る+ル・マン/24時間耐久レース」から「Sairuma!」と命名しました。