輝いているあの人に聞く目からウロコのストーリー

佐枝せつこの「ゲストルーム」
​スペシャル!

 

第6回
大人女子の憧れ、古城ホテルでの海外挙式

生涯未婚率が増えているとはいえ、芸能人のような海外挙式に憧れる女性も多い。ハワイ、グアム、バリ島などが人気のようだが、大人女子の間ではヨーロッパも根強い人気らしい。中でも注目を集めているのが、川島なおみさんが挙式をしたイタリア、トスカーナ地方の古城、レジデンツァ・デ・エポカ。挙式前日から滞在をし、当日は一日ひと組限定で最高のおもてなしを受けられるという。

昨年このレジデンツァ・デ・エポカで結婚式をあげた花嫁の母、叶夢子(仮名)さんから贅沢な挙式のお話をお聞きした。

お嬢様のご結婚おめでとうございます。
イタリアはいかがでしたか?


━━━━遠かったです(笑)
イタリアで挙式をすると友達に話したら、皆さん「お嬢さんはイタリア人と結婚するんですか」と驚かれるし、正直、時差はきつかったです。初日は朝、羽田を発ち、夜フィレンツェに到着。翌日は終日観光。三日目にレジデンツァ・デ・エポカに到着しました。

同ホテルは、元はルネッサンス時代のローマ法王ユリウス2世が夏の別荘としていた築500数年経つ城館ホテルで、世界中のセレブが訪れるという。現在もイタリア屈指の名門公爵家が住んでいる。屋敷内の様子はスライドでご覧いただくとして、

公爵様のお屋敷での滞在はいかがでしたか?


━━━━屋敷内には美術館も併設されています。客室はオーナーがひと部屋ずつテーマを決めて内装が施され、ヨーロッパ系あり、中国系ありと、それぞれの部屋を訪れてびっくりでした。調度品も日本の高級ホテルとは随分違い、部屋には壁一面にたくさんの絵画が飾られ、大きなランプや花瓶など、インテリアの古い時代の貴族のお屋敷を思わせました。廊下にまで存在感のあるルネッサンス期の絵画や彫刻が飾られているので、500年前にタイムスリップをしたような気分になりました。

快適かといえば、古いお屋敷での滞在ですから、 エレベータもないし、冷暖房の不備があったり、トイレにウォッシュレットがなかったりと、不便は感じました。娘たちの部屋の棟に行くにも、外にでなければならず、陽が落ちてから外は真っ暗でちょっと怖かったです。

とはいえ、レモンの木がある庭園やトスカーナのなだらかな丘陵風景が一望できたのはすばらしかったです。 自然の中でゆったりと過ごすことができたのは、最高の贅沢だったかもしれません。

余談になりますが……。屋敷内にはノラ猫がたくさんいましたが、その猫も気品があって、餌がいいのか、毛並みが日本のノラちゃんとは随分違いました(笑)。

挙式はいかがでしたか?

━━━━挙式はホテルの敷地内にある「サン・カルロ教会」で行われました。法王も訪れたことがある由緒正しい教会です。ルネサンス様式の建築で外壁は重厚な石造り、白亜の内部とレッドカーペットのコントラストが壮大でした。通訳の日本人女性が神父さまの言葉を伝えてくれました。愛についてのお言葉に、とても厳かな気分になりました。2人で誓いの言葉を言う場面はとても感動的でした。日本語でしたが、とても長いセリフでよく覚えたものだと感心して聞いていました。

挙式後は美術館のようなお部屋でシャンパンで乾杯。後に続くワインの美味しかったことといったら、夜のメモリアルディナーのワインまで、何度乾杯したことでしょう。ディナーはトスカーナ料理でした。日本で食べるイタリア料理とはかなり違っていましたが、昼間の余韻に浸って娘夫婦とゆったりとした時間を過ごすことができました。

披露宴がなく、親戚や職場の上司など気を使う人がいないせいか、挙式後はとてものんびりできました。ルネッサンス庭園を私たちが独占させて頂けたことが最高のおもてなしだったと思います。

どんな衣装を着られたのですか?

━━━━娘は裾の長いドレス、彼はタキシード。父親たちはモーニングです。娘は2着もドレスを着たので日本から運ぶのが大荷物でした。母親たちの衣装ですが、ヨーロッパでは黒を結婚式に着るのは好まれないと聞きましたので、思い切ってロイヤルブルーのドレスを着ました。新郎のお母様は淡いグリーンのドレスでとても素敵でした。

最後に海外挙式を挙げられる方々に母の立場からひとこと。    

━━━━旅行も兼ねているので、両家で親睦を深めることもできます。私たち夫婦は新郎のご両親ととても気が合い楽しかったです。ただ、気が合わないご両親同士だと、旅行は難しいかもしれませんね。

どの地を選ばれても日本とは異なる感激はあるとは思いますが、遠くなればなるほど費用のこともあり、参列者は限られてきます。兄弟や姉妹も参列したくてもできないかもしれないし、子供の頃から可愛がってくれた叔父さんや叔母さんも参列は難しくなります。

私の弟もグアムなら行けたのに、イタリアではと娘の花嫁姿を見られないことをとても残念がっていました。2人のこだわりで海外挙式をしたいなら、帰国後、写真入りの結婚報告のハガキは出すなどの心遣いは必要だと思います。

こだわり派や目の超えた大人女子にはぜひお薦めしたい古城ホテルだが、高貴な歴史のある場所だからこそ、宿泊客には美術や音楽への深い造詣が求められる。

「行く前にもっと勉強をしておけばよかったです。最高のおもなしを受けるには、それにふさわしい自分磨きも必要かもしれませんね」と夢子さん。美術品や絵画を見ても知識があれば鑑賞するのもより楽しくなる。

お嬢さまご夫妻の末永いお幸せを祈っています!

<Sairuma!(さいるま)とは>
日々の生活を彩る+末永くお届けできるようにとの願いと覚悟を込めて「彩る+ル・マン/24時間耐久レース」から「Sairuma!」と命名しました。